災害時にも、お客さまと地域を支え続けるために
株式会社エリアサポート道東では、地震・津波・大雨・暴風雪などの自然災害が発生した場合においても、従業員の安全を最優先に確保しながら、お客さまへの対応や保険代理店としての業務を可能な限り継続することを目的として、BCP(事業継続計画)の整備・訓練・改善に取り組んでいます。
保険代理店は、災害が発生した際、自らも被災する可能性がある一方で、お客さまからの事故連絡や被害相談、保険金請求に関するお問い合わせなどが増加することが想定されます。
そのため当社では、平時から災害リスクを把握し、
「もし災害が起きたら、どう行動するのか」
「お客さまへの対応をどう継続するのか」
を具体的に考え、実際に機能する体制づくりを進めています。
■ 「事業継続力強化計画」の認定を取得しました
当社では、こうしたBCPの取組の一環として、中小企業等経営強化法に基づく「事業継続力強化計画」を策定しました。
そして2026年9月、当社が策定した事業継続力強化計画が正式に認定されました。

事業継続力強化計画は、自然災害等が発生した際の事業継続に向けて、中小企業が行う防災・減災の取組を具体的に計画する制度です。
当社では、認定を取得すること自体を目的とするのではなく、計画を実際の災害時に機能させることを重視しています。
■ 当社周辺の災害リスクを具体的に確認しています
BCPを考えるためには、単に「地震や津波に備える」というだけではなく、実際に会社周辺にどのような災害リスクがあるのかを把握することが重要です。
当社では、釧路市が公表している「釧路市地震防災マップ」および「釧路市Webハザードマップ」を確認し、当社所在地周辺の災害リスクを確認しています。
地震については、千島海溝沿いの巨大地震(M9.3)を想定した場合、当社所在地周辺では震度6強が想定されています。
また、津波については、当社所在地周辺が津波浸水深0.5m以上3.0m未満の想定区域となっており、確認地点では、
基準水位:0.9m
津波1cm到達時間:45分
とされています。
こうした具体的な情報を確認することで、避難場所や避難経路、安否確認、通信手段などについて、より現実的なBCPを考えることができます。
■ 当社がBCPで大切にしていること
当社では、災害発生時の対応について、主に次の4つを大切にしています。
1.従業員の安全確保
災害発生時には、まず従業員自身の安全を確保することを最優先とします。
避難場所・避難経路の確認や安否確認方法などについて、平時から確認・改善を進めます。
2.お客さま対応の継続
災害時には、多くのお客さまから事故や被害に関するご連絡をいただく可能性があります。
通常の通信手段やシステムが使用できない場合も想定しながら、可能な範囲でお客さま対応を継続できる体制を検討します。
3.重要な情報の確保
お客さま情報や契約情報など、保険代理店業務に必要な情報について、災害時にも確認・活用できる体制づくりを進めます。
4.地域の安心・安全への貢献
当社自身の事業を継続することだけではなく、災害時にも地域のお客さまからのご相談に対応できることが、地域の安心につながると考えています。
■ BCP定期訓練を実施しています
BCPは、計画書を作成しただけでは、実際の災害時に十分機能するとは限りません。
そのため当社では、定期的なBCP訓練を実施し、実際に行動できるかを確認する取組を進めています。
2026年8月に実施したBCP定期訓練では、訓練終了後に社員から改善案や意見を募集し、合計8件の意見が集まりました。
その内容を整理すると、大きく、
・避難場所・避難経路をもっと具体的に確認する
・社員本人だけでなく、家族の安否確認についても考える
・災害時のお客さまへの案内方法・対応方法を整理する
・地図やスライドなどを使用し、より具体的な訓練を行う
といった課題が見えてきました。
訓練を実施すること自体ではなく、訓練によって課題を発見できたことが重要だと考えています。
■ 社員の「気づき」を改善につなげます
当社では、BCPを経営者や一部の担当者だけで作るものではなく、実際に働く社員の気づきも重要だと考えています。
例えば、
「災害が起きたとき、家族を迎えに行かなければならない場合はどうするのか」
「いつものシステムが使用できなかった場合、お客さまからの事故連絡をどう受け付けるのか」
「実際の避難場所まで、どの道を通ればよいのか」
など、訓練を実施して初めて見えてくる課題があります。
こうした意見を記録し、会社として検討し、必要な改善につなげていきます。
■ 「作って終わり」ではなく、継続的に改善します

当社がBCPで最も大切にしているのは、継続的な見直しです。
計画する
↓
訓練する
↓
振り返る
↓
課題を見つける
↓
改善する
↓
もう一度確認する
このサイクルを繰り返していきます。
事業継続力強化計画の認定についても、ゴールではなく、当社の防災・減災、そして事業継続体制をさらに改善していくための一つの節目と考えています。
今後もBCP訓練や社内教育を継続するとともに、訓練で発見した課題や実際の災害事例などを踏まえ、必要に応じて計画や社内ルールを見直してまいります。
■ 災害時にも地域のお客さまを支えられる保険代理店へ
私たちは、保険代理店として「保険を販売すること」だけが役割ではないと考えています。
特に大規模災害が発生したときこそ、お客さまから、
「どうしたらよいのか」
「保険の対象になるのか」
「まず何をすればよいのか」
といったご相談が増えることが想定されます。
そのときに、私たち自身が混乱して対応できない状態にならないよう、平時から準備しておくことが重要です。

株式会社エリアサポート道東では、今回の「事業継続力強化計画」の認定を一つの節目として、今後も訓練・振り返り・改善を積み重ね、災害時にもお客さまと地域を支え続けられる保険代理店を目指してまいります。
■ 関連する取り組み
当社では、BCP(事業継続計画)や事業継続力強化計画について、策定して終わりとするのではなく、社内研修・訓練・振り返り・改善を継続しています。
これまでの主な取り組みについては、以下をご覧ください。
- 「事業継続力強化計画」が正式に認定されました(2026年9月11日)
- BCP見直しの中で、当社周辺の災害リスクを再確認(2026年9月4日)
- BCP定期訓練を実施し、改善課題を確認(2026年8月25日)
- BCP定期訓練を実施しました(2026年8月19日)
- 災害時の事業継続に向けた社内での取り組み(2026年8月17日)
- BCP(事業継続計画)研修を実施(2026年6月10日)
- BCP(事業継続計画)の見直しについて(2026年6月5日)